伊勢神宮参拝のご報告

令和七年十二月十七日、光明院住職ならびに住職婦人、日頃より当山を支えてくださっている鍼灸師の先生、光明院総代様とともに、伊勢神宮へ参拝いたしました。

当日は、豊受大神宮(外宮)、倭姫宮、皇大神宮(内宮)の順に参拝し、それぞれの御前において、日々の御守護への感謝と祈りを捧げました。

外宮(豊受大神宮)

外宮では、御垣内参拝をお許しいただき、御正宮の御前にて豊受大御神様への深い感謝を申し上げました。
あわせて、外宮の別宮として、豊受大御神の荒御魂をお祀りする御宮、ならびに風雨を司る御宮、山田原の神をお祀りする御宮を参拝し、さらに神饌(お供え)を調えるための御井(井戸)に関わる御社にも手を合わせました。日々の暮らしを支える自然の恵みと、目には見えぬ御働きへの感謝を、あらためて心に刻むひとときとなりました。

倭姫宮

続いて、倭姫宮を参拝いたしました。
天照大御神をお祀りするにふさわしい安寧の地を求め、長年にわたり各地を巡られたのち、現在の伊勢の地に皇大神宮をお定めになったと伝わる倭姫命の御事績に思いを致し、日本の祈りの原点がこの地に結ばれたことへの深い感謝をもって、静かに手を合わせました。

内宮(皇大神宮)

内宮においては、折しも神宮の由緒深い祭典である月次祭(つきなみさい)の斎行日にあたり、正午より「奉幣(ほうへい)」の儀が厳粛に執り行われておりました。十二月の月次祭は、十月の神嘗祭・六月の月次祭とともに三節祭(さんせつさい)と称される、神宮でも最も由緒深い祭典の一つです。

奉幣の儀は、大神宮祭主 黒田清子様を先頭に、神宮の神職の皆様により滞りなくお勤めされました。私どもは、祭祀が無事にお納めされた後、格別のご配慮を賜り、御垣内参拝をお許しいただきました。奉幣直後ならではの、張りつめた静けさと清浄さに満ちた御前に立ち、ただ参拝したというよりも、皇大神宮様に導かれ、御前に進むことをお許しいただいた——そのように感じ入る、まことに得難い機縁でございました。

さらに内宮においては、御神楽(みかぐら)をお願いし、光明院住職として神恩感謝の祈りを捧げていただくとともに、光明院檀信徒各位のご無事と安寧についても、あわせて御祈念を賜りました。御神楽を通じ、感謝の心と祈りを、あらためて正式に御前へお届けすることができたと、深く有難く拝受しております。

このたびの参拝は、外宮における御守護への感謝、倭姫命の御功績への敬意、そして内宮における日本の祈りの中心に触れるという一連の流れの中で、「生かされている命」への感謝と、祈りを預かる者としての責任を、あらためて深く心に刻む機会となりました。

光明院は今後も、日本の精神文化の源流に深い敬意を払い、祈りと安心を次代へとつないでいく寺院として、日々精進してまいります。

合掌
遍照山 光明院